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2014年 03月 31日
Fujifilm X100S Review 22 X100Sの"使いこなし"について
【 富士フイルム X100S レビュー22 X100Sの"使いこなし"について 】

「使いこなし」というコトバは非常に大げさな響きにも聞こえますが、
X100Sは最近のカメラにしては本当にめずらしく"使いこなせる"カメラです。

ただ、"使いこなせる"というと、「カメラの機能をすべて理解し状況に合わせてそれを素早く的確に設定すること」と
思われがちですが、もちろんそういう意味ではありません。


たとえば、フィルム時代にある意味最強だなと思っていたのは、「写ルンです」です。
電源なんて無くいつでもシャッターが切れる、ピントも固定、露出も固定、押した瞬間に間違いなく切れる。
そして、必要な時はストロボも焚ける。もう撮るときにシャッターボタンを押す以外にやることがない。
でも、写ルンです、というか、撮れルンんです。
つまり、写真を撮る上で一番大事な「被写体を見詰めること」に最大限集中できるカメラなんですね。
これこそ最強に(誰でも)"使いこなせる"カメラなんじゃないかなと思います。

ただ、まぁ、それだけじゃ幅も狭いから、たまにはボカしたい、シャッター速度(以下SS)による表現もしてみたい。
そうなるとピント合わせをし、絞りとSSとISOの三角関係も理解しコントロールしなくちゃいけなくなる。
レンズ表現の幅を広げたくなると、それぞれの画角の個性と絞りとSSの関係にも気を配る必要が出てくる。
さらに露出による表現をしたい、そうしたら、露出に対する理解と露出補正という動作も必要になってくる。

まぁ、つまり、やれることを増やすということは、やるべきこと・理解すべきことが増えるということなので。
それで、なんでもかんでもやれることを増やすと、先ほど述べた「被写体を見詰めること」がどんどん疎かになる。
もちろん、それらをある程度まで自動化することは可能ですが、
そうなると"使いこなす"ではなくむしろ"使われる"ことになりやすい。つまり、幅を広げるはずが制限されてしまう。

そんな難しいバランスの中で、X100Sは非常に良くできたカメラなんですね。
「それって、どこ?」と聞かれるかもしれませんが、答えは簡単で電源を入れる前にあります。

最近はカメラを評価するときに電源を入れた後の話が多いですが、
むしろ電源を入れる前の話の方が、ずっとカメラを評価するに値すると思っています。
というのも、電源を入れてできることは確かに便利なものが多いですが、その分面倒なことも多い。
面倒が増えるなら便利なんか要らない、それこそが使いこなしの基本だと思っています。
  
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by photoboze | 2014-03-31 00:47 | [ camera ] | Comments(2) | Page Top↑
Commented by まきお929 at 2014-04-16 23:49 x
初めまして。p写真、素敵ですね。拝見いたしました。

X100S、とても素敵なカメラの様ですね。クラシカルなデザイン、単焦点一本勝負、発色が良いと評判のFUJIFILM。それに加えて、とても使い易いんですね。

私は、構図やその一瞬に集中したいので、RAW撮りで画質調整は後ほど・・・のパターンです。風景写真なら仕方ありませんが、街撮りなら単焦点で十分な気がします。後は、どの画角が好みかという事でしょうか。
Commented by photoboze at 2014-04-19 21:16
>まきお929さん

コメントありがとうございます。

富士のカメラが使い易いかと聞かれたら、ちょっと返答に悩みますが笑。
あまり考えずに、ただ押すだけで撮りやすいカメラだとは思います。




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