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2013年 03月 26日
Fujifilm X100S Review 14 スナップカメラとしてのx100s
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【 富士フイルム X100S レビュー14 スナップカメラとしてのx100s 】

気軽という意味とは別のスナップフォト、言い換えればキャンディッド・フォト、
より私の願いを込めた言葉でいえば"自然な写真"を撮るというシチュエーションにおいてのx100sを語ろうと思います。

これまでのレビューに比べかなり厳しい意見になるかもしれませんが、
それだけ真剣に"写真を撮るため"の道具としてx100sと向き合おうとしていると思っていただければ。

まず、大きさ。スナップする上で大事なことはいかにしてその場に溶け込むかということ、
そのためにはあまり目立つ過ぎるカメラ、また雰囲気を壊すカメラはそぐわない。
その意味でx100sは非常に向いてると思います。さらに小型・軽量化を希望する方もいるかもしれませんが、
撮るという行為だけを考えれば、ひとつの解だと思います。GR DIGITALもスナップカメラのもう一つの解だと思いますが。

次に、静粛性。簡単にいえば、静かさ。
コレは、一眼レフとは違うレンジファインダーならではのメリット。
手元ではシャッターの動く音は聞こえますが、基本的に無音です。むしろ、レンズが前後する際の高音の方が気になるほど。

そして、速写性。いかに素早くシャッターを切れるか。
x100sの露出はある意味カメラ任せでいいくらい。RAWで撮るならば、ほとんど「写ルンです」状態。
また同時に、絞り・シャッタースピードダイヤルもあって、古き良き操作性を維持している。
ただし、一方のAFに関しては、75点くらいかなと思う。
オートエリアAFはそれほど思い通りに動いてくれないし、AF-Sは動体追従ではなくプレAF、
撮像面位相差AFが働いてる時はいいが、コンテニュアンスAFに切り替わるとやはりのんびりとしてる。

一方のMFは、回転角が減りデジタルスプリットイメージが付加され随分良くなりましたが、まだ使いにくさはあります。
どうしても、MFを使うとなると、ライカのような完璧なものを期待してしまいますね(ライカは本当に凄いです)。
もしX100sをMFでスナップするならば、フォーカスチェックOFF+デジタル・スプリットイメージ、
そしてAEL/AFLボタンでのAF駆動+MFリング微調整だと思いますが、この場合必然的にEVFになりますし、
その場合、フレームレートが低く、表示の遅延もあり、どうも気持ちずれてしまう。

とにかくピントがあってようがなかろうがストンッとシャッターが落ちる、
そして、事前にたとえ電源が入っていなくとも、ファインダーを覗かなくとも、ピントをコントロールできる仕組みになったら、
本物のスナップカメラになったんだろうと思う。なにせ、銀塩ライカはそもそも電源すらないのだから。
待ち時間"0"、このデジタルでは成しえるのか非常に怪しい境地こそスナップカメラの極地だと思う。

その他、いろいろな設定の手間取り、連射時の書き込み速度、OVF/EVFのスペックなど、まだまだ満足しきれないところは数多くあります。
ただ、全体のパッケージングとしてx100sを見た場合、現時点で非常にスナップカメラとして優秀で、
なにより撮影を楽しめるカメラに仕上がっていることは間違いありません。
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by photoboze | 2013-03-26 23:18 | [ camera ] | Comments(0) | Page Top↑


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